恵庭で歯科に行くなら 一般歯科 小児歯科 口腔外科 清水デンタルクリニック

所在地
〒061-1443 恵庭市栄恵町116-1
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歯の根の治療

根管治療とは

根管治療は、むし歯が歯髄(神経や血管)まで達した段階で行う方法です。重要な歯の土台となる部分をケアし、可能な限り抜歯を避け、歯の寿命を伸ばすことを目的に行います。歯髄を除去した後に根管を消毒して細菌を取り除き、根管に薬剤を詰め(根管充填)、そこに被せ物をしたり詰め物を入れて、再び歯の機能を取り戻せます。

根管治療の流れ

  • 上図が歯根の先に溜まった膿、細菌感染した歯髄です。
  • 汚染された組織を除去します。
  • 消毒薬を入れ蓋をします(完全に消毒できるまで繰り返す)
  • 消毒が終わったら 充填剤を入れて密封します。

根管治療は精度が求められる

完璧に清掃を行わなければ、歯根膜が炎症をおこし噛むと痛みを感じるようになったり、歯槽骨を溶かしたり、根尖病巣が化膿すると、歯茎が腫れたりします。一見簡単な処置のように思える「根管を綺麗に清掃する作業」は非常に困難を極めます。根管治療は難易度も高く精密さが求められる治療です。神経が入っている根管は細くて複雑な形状をしているからです。神経の根の先は図の様に、まさに木の根のように枝分かれしていることがあり、直径1ミリ以下の非常に細いものなので、我々歯科医師が直接除去できるものは主な神経だけで、細い枝は物理的に触ることが出来ません。

マイクロスコープでしっかり見る根管治療

当院ではマイクロスコープを使用して根管治療を行っています。根管は肉眼で見ることができないほど小さく、また細かいものです。マイクロスコープを使用すれば、患部を最大24倍に拡大でき、目でしっかり確認しながら精密な治療を実現できます。

根尖性歯周炎

根尖性歯周炎とは、歯の中の化膿性の炎症が根の先の部分(根尖周囲組織)にも及んでいる状態です。むし歯の原因細菌による歯髄への感染で持続的に歯髄を刺激すると「歯髄炎」が起こります。これをしばらく放置していると、歯髄炎が進行して歯髄が死んで腐り、感染根管になります。歯の神経が死んでしまうと血液が流れなくなり、白血球などの免疫機能は働きません。細菌を歯の根の外へ出す力がなくなってしまいます。神経が入っていた空洞の歯髄腔が細菌に感染し、歯の中と唯一つながっている歯の根の先の根尖から細菌や毒素を出します。

マイクロエンドサージェリー

根管は血管や神経が複雑につながっており、治療が難しい部分とされてきました。狭い口腔内は見えにくく、歯科医師の経験にもとづく勘に頼らなければならない面もあります。感染源の取り残しがあると、再感染が起こり無症状で気づかないまま進行し、抜歯となりインプラントやブリッジ、入れ歯につながりかねません。このような再感染を防ぐために行われるようになったのがマイクロスコープを用いた根管治療、マイクロエンドサージェリーです。

歯根端切除術

重度のむし歯になると、歯の根の先に膿の袋ができて膿が溜まり、さらには袋が破けて膿が出てくることがあります。腫れや排膿が続くと、歯の周囲の骨(歯槽骨)が溶けて最悪抜歯に至ることもあります。膿が歯の根の先にたまってしまった場合は、歯茎を開き、膿とその周辺の組織を切除する「歯根端切除術」を行います。歯根の先端は、根管が数多く枝分かれしており、通常の根管治療では完全に除去することは不可能です。歯根端切除術では外科的に先端を切り取ることによって、先端に存在する細菌を取り除きます。歯肉を切開し根尖部(根の先端)を切除、その後マイクロスコープで視野を確保しながら歯の根の先から逆に根管を形成し、MTAという薬剤を充填します。最後に切開した部分を縫合し、治癒を待ちます。

根管治療の流れ

  • 上図が歯根の先に溜まった膿、細菌感染した歯髄です。
  • 汚染された組織を除去します。
  • 消毒薬を入れ蓋をします(完全に消毒できるまで繰り返す)
  • 消毒が終わったら 充填剤を入れて密封します。

分割抜歯

奥歯の根が複数ある歯の、症状がすすんでいる根元だけを抜歯する治療を「分割抜歯」といいます。その歯を全て抜歯してしまわずに、最小限にくいとめて先延ばしにする「延命処置」といった治療法です。この治療を行うには、残す歯根が健康な状態であることが必要です。抜いた後はブリッジを被せ、失った部分の歯の機能を回復します。

ヘミセクション/トリセクション

膿みの袋に侵された歯根が1本だけの場合、その根の部分だけを切除して取り除き、他の歯根は残して、歯全体の抜歯を回避します。歯の根の数によって、切除する箇所が変わり、呼び方が変わります。 歯の根が2本の場合は、歯の1/2を切除するヘミセクションを行い、歯の根が3本の場合は、歯の1/3を切除するトリセクションを行います。

歯根端切除術

歯の根が1本しかない場合は、菌に侵されてできた膿みの袋と、それにつながる歯根の先端を切除して、細菌に侵されていない健康な部分のみを歯茎に残します。

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