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歯医者での治療は痛い・怖いものだと思っている方は多くいらっしゃいます。過去に受けた治療がトラウマになっている方や歯医者嫌いでむし歯になってもなかなか足を運べずにいる方もいらっしゃいます。確かにこれまでむし歯の治療は「痛いもの」でした。しかし近年では歯科医療の進歩により、可能な限り痛くない治療が可能になりました。
麻酔を注入するときに麻酔針の痛みを和らげるために表面麻酔を注射箇所に塗布します。表面麻酔の塗布後に電動麻酔でゆっくりと麻酔を注入します。麻酔針は極細の針を使用し、痛みを最小限に抑えています。
天然歯は削ってしまうと二度と元には戻りません。むし歯を治療するために歯を削っていくと、徐々に天然の歯は詰め物や被せ物になり、さらにはインプラントや入れ歯になっていきます。可能な限りご自身の歯で食事を楽しんだり、話したりして健康な生活を送っていただきたい。だからこそ当院ではMI(Minimal Intervention:できるかぎり削らず、削ったとしても最小の範囲で)の考えのもとできるだけ歯を残す治療を行っています。
マイクロスコープは肉眼の2倍から24倍に拡大して診ることができるため、より正確でより精密な治療を行うことができます。むし歯治療ではマイクロスコープにより根管の内部や歯の断面のような細部まで拡大し、除去すべき部分だけを確実に削り、健康な歯を残す治療が可能になりました。
むし歯ができたから削る・抜くというは解決したようにみえて何も解決していません。むし歯には原因があります。なぜ虫歯になってしまったかを理解し、対策を立てることで、残った健康な歯がむし歯にならないようにすることが最も重要です。むし歯になる原因は歯磨きだけではなく、人それぞれ違います 。例えば「歯医者で言われたとおり頑張って歯を磨いているのにむし歯ができてしまう」という方は歯磨きだけではない原因がある可能性があります。歯磨きがうまくできていない、間食や甘いものを食べることが多い、歯の質が弱い、唾液の量が少ない、詰め物が劣化している、などむし歯の原因には様々なものがあるので、生活習慣からその原因をつきとめてむし歯にならないお口作りをお手伝いします。
むし歯は、三つの要因が重なった状態のまま時間が経つと次第に進行していきます。食べ物や飲み物を口に入れると、それを栄養にむし歯菌は酸を出し、歯の表面を溶かします。だらだらと飲食をする習慣がある方は注意しましょう。
むし歯は細菌が糖分を餌に酸を出すことによって歯が溶けて起こります。甘いものはもちろん細菌のエサとなりますが、糖分はほとんどの食べ物に含まれています。間食をだらだらつづける習慣は、糖分が口内を常に酸性の状態にし、むし歯のリスクが高めます。
むし歯菌はほとんどの方の口腔内に常在菌として常に存在しています。虫歯を治療で治しても、細菌そのものを口腔内からなくすことはできません。細菌が増殖しないようコントロールしていくことが大切です。
歯の表面部分、一番外側の部分をエナメル質といいます。エナメル質の結晶構造によって歯の質は異なります。乳歯や生えたばかりの永久歯は、エナメル質が薄く、むし歯になりやすいので注意が必要です。
むし歯は、口の中にいる細菌(むし歯菌=ミュータンス菌・ラクトバチラス菌)が糖分をもとに作る酸で歯が溶けた状態のことを言います。ミュータンス菌はむし歯をつくり、ラクトバチラス菌はそれを進行させます。
ミュータンス菌は歯の表面についた歯垢(プラーク)に潜んでおり、糖分をエサにして増殖します。ミュータンス菌は酸を出して付着した歯を溶かします。これを脱灰といいます。脱灰に対し唾液は細菌の作り出した酸を中和し、歯を修復する「再石灰化」という働きを持っています。しかし再石灰化がうまくいかないと、歯が溶ける状態が続き、ついには穴が空いてむし歯ができてしまいます。
ラクトバチラス菌はミュータンス菌が作った虫歯に入り込んでさらに拡大させます。ラクトバチラス菌は、我々が普段口にするものにも多く含まれていて、特に炭水化物や砂糖に多く含まれています。虫歯の中を好んで住み着き、口腔内が清潔でなかったり、糖分が多いといった環境で増殖しやすくなります。
歯の表面が脱灰(だっかい)して溶け始めた状態です。痛みはまだありません。 脱灰が起こった部分は表面が白っぽくなります。
適切な歯みがきや、フッ素塗布などにより進行が防げるので、歯を削る必要はありません。
歯の表面を守るエナメル質が脱灰し溶け、穴が開いている状態です。エナメル質には知覚がないので自覚症状はほとんどありません。
むし歯を取り除き、詰め物や被せ物をします。
むし歯がエナメル質を超えて象牙質に広がっている状態です。冷たいものや甘いものがしみます。象牙質は柔らかくすぐに進行するため、早急な治療が必要です。
むし歯を取り除き、詰め物や被せ物をします。
熱いものがしみたり、何もしていなくても激しい痛みを伴います。歯冠はほとんど壊されています。痛みは体からの危険信号で、かなり症状が進んでいる場合がほとんどです。
神経と炎症の起きている部位を取り除く根管治療が必要です。根管治療では歯髄を取り除き歯の中を消毒し、薬で密閉して細菌が入らないようにします。
痛みを感じる神経が壊死し、痛みを感じなくなります。
保存治療(歯を残す治療)が困難になり、多くが抜歯になります。
C4のむし歯をさらに放置し、根に膿みを持った状態です。根の先が化膿し歯根膜炎を併発していれば噛むと痛みが走ります。神経の孔を通して顎の骨に細菌が感染すると、顔が大きく腫れます。
保存治療(歯を残す治療)が困難になり、多くが抜歯になります。
コンポジットレジンは、白く柔らかい樹脂です。光を当てると固まる材料で、入り口が小さいむし歯も大きく削らずに、むし歯だけを取り歯の部分を残して詰めることができます。一般的に歯科用のレジンの強度はエナメル質の25~35%程度で、強度はあまり強くありません。そのため周囲に十分な歯質がないと噛み合うことで力が掛かり取れてしまいます。家の壁や床がひび割れたり穴が開いたりした部分を埋めて固めるうように、レジン修復法の基本的な適応範囲は「穴を埋める程度」と考えましょう。
浅いむし歯を治療で削った場合はインレー(詰め物)で修復を行います。インレーはレジンでは強度が足りない箇所を修復する際に多く用いられます。基本的に、奥歯でかつ隣接面を含むものが対象になります。インレーはしっかり歯に固定させるために窩洞形成という特殊な穴づくりをする必要があり、レジンを流し込む方法と比べると削る歯の面積が大きくなります。治療で歯の多くを削り、大部分が失われた場合はクラウン(被せ物)で修復を行い、失われた歯の機能を補います。むし歯を取り除いた後は被せ物の型取りをし、翌週に再度ご来院いただき、装着します。