歯周病治療の流れ
歯周病検査
歯医者での治療は痛い・怖いものだと思っている方は多くいらっしゃいます。過去に受けた治療がトラウマになっている方や歯医者嫌いでむし歯になってもなかなか足を運べずにいる方もいらっしゃいます。確かにこれまでむし歯の治療は「痛いもの」でした。しかし近年では歯科医療の進歩により、可能な限り痛くない治療が可能になりました。
歯周病検査
むし歯は、三つの要因が重なった状態のまま時間が経つと次第に進行していきます。食べ物や飲み物を口に入れると、それを栄養にむし歯菌は酸を出し、歯の表面を溶かします。だらだらと飲食をする習慣がある方は注意しましょう。
ブロービング(歯周ポケット検査)
むし歯は、三つの要因が重なった状態のまま時間が経つと次第に進行していきます。食べ物や飲み物を口に入れると、それを栄養にむし歯菌は酸を出し、歯の表面を溶かします。だらだらと飲食をする習慣がある方は注意しましょう。
レントゲンによる歯槽骨の検査
レントゲン撮影をして歯槽骨が溶けていないか、溶けている場合はどの位溶けているのかといった破壊状態を確認します。
スケーリング
スケーリングは超音波スケーラーを使用し、歯茎よりも上にある歯石を振動と水流で除去する治療です。歯石は普段の歯磨きでは取り除くことができません。歯石が付着したままでいると歯磨きをしてもプラークが溜まりやすくなり、歯周病は進行します。
経過観察
一次治療の後、時間をおいて歯周病の状態を観察します。良好な状態になっていることもありますので、その状態を維持するために、定期的なメンテナンスをおこなっていきます。
SRP(スケーリング&ルートプレーニング)
中等度になると歯周ポケットが深くなり、歯肉縁下にもプラークが停滞します。ルートプレーニングは麻酔下で歯肉縁下(歯茎より下の部分)に付着した歯石や歯垢を除去する治療です。キュレットという器具を歯周ポケット内部に入れ、歯石などを除去します。中度まで進んだ歯周病はスケーリングに加え1週間に1~2回のルートプレーニングが必要です。
フラップ手術
進行してしまった歯周病の歯は、大量の歯石が歯の根の深いところまで付着しています。SRP で歯石が取りきれない場合は、麻酔をかけ歯肉を一時的にめくり、歯の根を見える状態にして確実に歯石をとる歯周病外科治療を行います。基本治療で改善しない場合には、麻酔を行い、「歯肉剥離掻爬術(フラップ手術)」を行います。歯茎の中に器具を入れて行う暗視下での処置には限界がありますが、歯肉剥離掻爬術では、歯ぐきを切り開いての処置となりますので、直接肉眼で確認しながら患部を取り除くことができます。